特定⾮営利活動法⼈陽和

2024.09.23お知らせ

読売新聞掲載

読売新聞に理事長 渋谷幸靖がコメントを掲載して頂きました。
以下、渋谷より今回の掲載にあたり、想いを伝えさせていただきます。
闇バイトについての取材があり、コメントをさせて頂きました。
どの子にも共通している事は、加害者性と被害者性は紙一重だという事です。
認知能力が弱く、障がい者手帳を持っていたりと、世間一般に思い浮かぶ加害者=「おじいちゃんおばあちゃんのお金を騙し取る悪い奴」という事はほとんどありません。
考えて頂きたいです。
今、少年院や刑務所に入っている人が、小学生の頃に「将来の夢は犯罪をすることです」と、犯罪を夢見ていたでしょうか。
そんな子どもは誰ひとりとしていません。
ある少年院の法務教官が教えてくれた言葉があります。
「子どもの頃、お父さんとお母さんが仲が良くて、お父さんが仕事に行く時に、いってらっしゃいと言って、お母さんがお父さんのほっぺたにチューをするような家庭だったら、今うちに入っている子ども達は少年院には来ていません」
忘れられない言葉です。
少年院で出会う子ども達は、どの子も心に大きな傷を負っています。
誰かが手を差し伸べてあげなければ、こういった問題は増え続ける事になります。
被害者も加害者も生みださない為にはどうするべきか。
手を差し伸べられる社会を創っていけたらなと想います。
TELTEL