特定⾮営利活動法⼈陽和

日本テレビ「news zero」TBS「news23」「ひるおび」全国放送に出演 

理事長の渋谷幸靖が、日本テレビのNews zeroに出演させて頂きました。
最近はTBSの「ひるおび」や「news23」など全国放送のコメンテーターとして出演させて頂く機会が増えてきました。
以下、渋谷幸靖のブログを紹介させて頂きます。
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今やニュースで見ない日はない闇バイト。
闇バイトに手を出してしまう若者達の現状をお話させて頂きました。
先の事を考える事が苦手な若者や、孤立してしまう環境下にいる若者など、今まで沢山の若者を見てきました。
出会った若者には共通点が多々ありますが、多くの若者は借金を背負っていたという事です。
ただ、ここに大きなヒントが隠れています。
単純に「お金がない若者」という事にフォーカスしてしまいますが、フォーカスしなければいけないのは、実はそこではなく「先の事を考える力が弱い」という事です。
つまりは、就職やアルバイトをしてお金を稼ぎ、自己管理をしながら生活をして生計を立てるという事ができずに、収入があまりないのに、後払いで買い物をする、ゲームに課金をする、パチンコ等のギャンブルをする、返済能力がないのにお金を借りる、支払いがあるのに仕事をやらない等の行動の特徴があります。
一歩先の事を考えれれば、この後どうなるのかという事がイメージでき、未然に防ぐことができますが、闇バイトに加担してしまう若者はそういった判断が苦手です。
認知能力が低く、目の前の事に釣られてしまい、自己管理ができない状況です。
その結果、プロの犯罪集団に言葉巧みに丸め込められてしまい、被害者から加害者へと変わっていきます。
実際に、渋谷が関わる16歳の少年にこのようなメールが届きました。
「1回出るだけで10万円貰えるバイトがありますが、やりますか?」
そして、その少年はこのように返事をしていました。
「ホワイトに近い仕事でしたらやってみたいです」
これは実話です。
そして、これが現実です。
この事実に気が付けたので、渋谷から少年にストップをかけれましたが、このままストップをかけていなかったら、犯罪集団は少年に対して「大丈夫ですよ。ホワイトな仕事です」と返事が届いたと思います。
加害者を肯定する訳ではありませんが、実際に加害側の若者と関わっていると、本当にたくさんの困難を抱えているのが現実です。
これからも、被害者も加害者も生み出さない為に、どのような発信ができるのかを模索しながら、若者の現状を社会に発信していきたいと思います。

『矯正管区で基調講演』
名古屋矯正管区にて基調講演をさせて頂きました。
矯正管区という名前を初めて聞く方も多いと思います。
矯正管区は、法務省矯正局の事務を分掌する地方支分部局で、刑務所、少年刑務所、拘置所、少年院、少年鑑別所及び婦人補導院の適切な運営の管理を図ることを目的としている機関になります。
その為、本日の講演を聞いてくださった方は、少年院や鑑別所などの職員さんになります。
講演の最後には、自慢話をさせて頂きました。
「少年院を出たばかりの頃から関わった子が、今は立派な社長になり、少年を雇用してくれる青年になっていたり、陽和ハウスを開設した時に、お花を送ってくれたりと、社会で活躍している子が多い。
逮捕される前は、社会で力の使い方を間違えてしまっただけで、正しく力を使う事ができれば、立派な青年になる事ができる。
今、少年院に入っている子ども達も、環境次第で人生は大きく変わる。
皆で手を取り合い、子ども達が輝いていける環境を創っていきましょう」
と、お伝えさせて頂きました。
官と民が手を取り合い、制度の狭間にいる子ども達に、手を差し伸べれる社会を創っていきたいと想います。
  • 子どもとの関わりで地域で何ができるのか。
  • 2時間半のお時間を頂き、理事長渋谷が講演をさせて頂きます。

本日より、クラウドファンディングがスタートします。

虐待を受け、親から離れないといけない子ども達や、生きづらさを抱え、家庭や学校という居場所をなくした子ども達、非行など、なんらかの理由で自宅では生活ができない子ども達が、安心安全な環境のもと、新しい人生をスタートできる自立援助ホームの開設を目指しています。

開設には建物のリフォーム代209万円・厨房機器の購入68万円、8人分の机やベッド・自転車などの生活に必要な物品の購入、行政書士の手数料、不動産仲介手数料等の費用が必要で、とても大きな費用がかかります。

皆様のお力添えがなければ、開設はとても難しい状況です。

居場所をなくし、暗闇にいる子ども達に手を差し伸べれるように、今回のクラウドファンディングに挑戦させて頂きました。

自立援助ホームに対する想いを見て頂き、共感して頂けましたら、ご支援を頂けますと大変ありがたいです。

子ども達が、未来に不安を抱えるのではなく、未来にわくわくできる社会を目指していきたいです。

皆様のシェア・拡散のご協力をよろしくお願いします。

シェアしていただけるだけでも、未来の子ども達に繋がります。

温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

NPO法人陽和 理事長 渋谷幸靖

 

クラウドファンディングページ↓

https://readyfor.jp/projects/hiyori

 

クラウドファンディングのお手続き方法はこちら↓
NPO法人陽和 説明チラシ

 

『東海テレビ NEWS ONEにて放送  闇バイト』
先日、放送して頂いた番組がYouTubeにアップされました。
今、社会問題になっている闇バイトについての番組になりますが、闇バイトをやってしまう少年の中には、特殊詐欺などの犯罪に加担してしまうという意識がなく、知らずに手を染めてしまうケースも珍しくありません。
出演している2人の少年は、特殊詐欺とは知らずに加担してしまった経験があります。
次の加害者を出さない為、勇気を出して、取材に応じてくれました。
NPO法人陽和は、加害者も被害者も生み出さない社会を目指していきたいと思っています。
是非ご覧ください。
番組はこちらから見て頂けます。

愛知少年院

愛知少年院より感謝状を頂きました。

愛知少年院では、少年達への講話や、保護者様に向けての講演を2ヶ月に一度行わせて頂いています。

少年達には、再犯をしない為のポイントや、交友関係、環境についてをお話させて頂き、保護者様には、社会に出てからの子どもとの関わり方、向き合い方をお話させて頂いています。

講話を聞いて、「自分も支援者になりたいです」と勇気を出して手紙をくれる少年もいます。

1人でも多くの少年が、自分の辛かった過去、苦しかった経験を価値に変えて、誰かの為に、何かができる青年へと、成長していける事を願うばかりです。

NPO法人陽和は、少年や保護者様の笑顔が増える様に、活動を邁進して参ります。

令和5年度、勉強会を開催させて頂きます。

年度が変わり、第一回目の勉強会になります。
当事者の声を聞くという部分にフォーカスをした勉強会を予定しています。
子どもとの「関わり・支援」は、子どもの声を聞かなければ始まりません。
私たちが大切にしている、「子どもの最善の利益」を当事者の声をもとに、皆様と共有しながら学びにしていきたいと思います。
私たち大人には何ができるのかを考えます。
是非、ご参加下さい。
「少年・保護者の声を聞く」
~私たち大人に何ができるのか?~
日程:2023年4月23日(日)
会場: ソレイユプラザなごや
住所:名古屋市中区栄一丁目23番13号伏見ライフプラザ12階
【時間】
14:00 開会 (13時45分開場)
16:00 閉会
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfq9z4kBJvmmaVQRm51SyZf6LKo1XHXnBl4O10qsPDw2DgeMQ/viewform?usp=sf_link
港区障害者自立支援事業者連絡会様にて講演をさせて頂きます。
演題は『信頼関係を築くには〜支援のあり方〜』

相談支援専門員・障がい者就労継続A型、B型・ヘルパー事業所・訪問看護ステーションなどの福祉関係者の方々が参加を予定しています。

日時:3月16日(木)
時間:13:20~14:30
会場:名古屋港ポートビル 2階 C会議室

参加費は200円

お問い合わせ:港区障害者自立支援事業者連絡会

『少年法を考える会』

6月26日に少年法を考える会を開催致します。
無免許運転の少年が登校中の小学生の列に突っ込み、娘さんとお孫さんを亡くされた被害者遺族の中江 美則さんにご登壇を頂きます。

被害者側と加害者側の両方の話を聞く事により、見えてくるものがあると考えています。
ご登壇を引き受けて頂いた事に深く感謝をすると共に、「加害者と被害者の先に見えるものは」を問いたいと思います。

ゲストとして、愛知少年院の次長や、少年法の立ち直りに関する著書も多数執筆されている熊本大学法学部の岡田 行雄さん、少年院に勤務されている独立型社会福祉士の渡邊 美代子さん、少年の立ち直りのプロセスを研究している、元家庭裁判所調査官の廣井いずみさん、当法人から監事である弁護士の長尾美穂さんにご発言をお願いしています。

午前の部は、第二回の通常総会を行いますので、NPO法人陽和の事業報告と今後のビジョンも是非聞いて頂けますと幸いです。

お申し込みはこちらになります↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf4pXWSooxooyBhwrIUZrbJzY1FHqrOWhjaiYsVwqdXyYV6tg/viewform?usp=sf_link

お申込みフォームの操作が分からなければ、お電話でも受け付けさせて頂きます。

電話番号:052-893-9899

NPO法人陽和には、青年部という将来子どもに関わる仕事を目指す学生さんが所属しています。

なぜ青年部を設けたかというと、僕は活動を通して子ども達の支援が大人のルールや都合で決められてしまっていたり、子どもの気持ちを汲み取ることなく、上から目線であったり、勝手な決めつけにより、心の扉を閉ざしている子どもを何人も見てきました。
先日もこのような出来事がありました。

陽和と提携をしている企業が、少年の受け入れで動いてくださっていました。
その少年は色々な事情がある為、行政の方も関わっている子でしたが、受け入れについて行政の方と社長が打ち合わせをする事になりました。
しかし、打ち合わせが終わった直後、社長から怒りの電話がかかってきました。

「少年院を出た子はすぐに仕事も辞めるし、続かないし問題を起こす事が多い。本当に大丈夫ですか?」と、冷たく言われたそうです。

社長は続けて、「なんであんな言い方するんですかね?これから頑張ろうとしている子に対して。言い返してしまいそうになるぐらいムカつきました。ここで何か言ってしまうと受け入れに問題が出てしまうといけないと思って我慢しましたが・・・」
と、教えてもらいました。

そして、電話の最後には「あんな大人が関われば、またグレて犯罪しますよ。少年の気持ちが分かりました」と素直な意見も話して頂きました。

もちろん、想いのある素晴らしい行政職員さんもいらっしゃいますが、不思議と僕が子どもたちの口から聞く話は、とても支援者としてふさわしくないような行動や言葉に溢れています。

今回の様な出来事をたくさん経験してきた僕は、団体の中に青年部という枠を作り、将来行政職員を目指す若者を受け入れて、子どもにしっかりと寄り添えるように共に成長していき、一緒に子どもたちを笑顔にしていけないかなと考えました。

なぜなら、子どもたちの本音の気持ちや、子どもたちに寄り添う為の大切な事は、教科書では学べないからです。
いくら本で勉強をしても、現場ではマニュアルなどありません。
学校の試験で合格しても、満点を取っても、社会で大切な人間力というスキルは別の所にあります。

社会に出る前から、困難を抱えた子どもたちに関わり、本音の部分を聞いたり、子どもたちと真剣に寄り添っている大人がどのような関わり方をしているのかを学んでもらえたら、社会に出た時に大きな変化に繋がると考え青年部を作りました。

心の扉を開く関わりができなければ、問題の本質が分からない為、支援のあり方は最も大切な部分になります。

そして、社会に飛び立った後は、一緒に子どもたちについて考え、そして寄り添い、子どもの最善の利益を追求していけたら社会を変えていけるなと考えました。

想いで作った青年部ですが、ありがたいことに大学で講演をした際に興味を持ってくれた学生さんを中心に増えていき、現在は15名の学生さんが所属してくれています。

今年大学を卒業の学生さんは、県職員や、保護観察官、家庭裁判所調査官など、様々な道に4月から進んで行きます。

終わりの始まりであり、これからが本番です。
陽和で感じた事を活かして、子どもに寄り添える社会人になる事を楽しみにしています。

そして、これからも志のある若者と出会えることを楽しみにしながら、想いを伝え続けていきます。

写真は、地方に配属が決まった学生さんから「お世話になりました」とお礼のお菓子を頂いた物です。
嬉しすぎて、食べれそうにありません。

2月27日に保護者・支援者向けの勉強会を開催します。

ある日、子どもが非行に走ったら、どの様に対応して声をかけますか?

万引きをしていたと知った時、あなたはどうしますか?

保護者として支援者として、支援の現場を知り考える場になって頂ければと思います。

 

参加は無料です。

zoomでも参加可能ですので、参加希望の方はこちらの申し込みフォームよりお手続きを宜しくお願いします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeZYxu2sUTXUaQiJNkFtVI86FpZgqO9_B5alNkt9qieuGhqiQ/viewform?usp=sf_

 

保護司会・協力雇用主会の合同会議にお招き頂き、活動についてのお話をさせて頂きました。

※保護司 協力雇用主については、下のリンクをご参照ください。

会が始まると、提携している企業様より、実際に雇用をしている従業員をサポートしてもらい、感じた事をご説明頂きました。

会社側では踏み入れれないプライベートな所に寄り添ってもらい、従業員をケアしてもらえるという点や、保護者にも関わってもらえるので、会社ではできない大変な所をサポートして貰えている。
その結果、就労の継続や、従業員との接し方の助言を貰うことができ、会社としてとても助かっている。
今後、雇用主会として陽和さんに関わっていきたいと考えている。

と、お話をして頂いた後、渋谷から実際の事例や、現在の少年たちの現状をお伝えさせて頂きました。

昔と違い、仕事が終わってから上司とお酒を飲みに行く子は少なく、仕事は仕事、プライベートはプライベートと別れている子が多い為、仕事の悩みなどの相談ができる人間関係が構築でない事が多い。また、発達障がいがあったり、複雑な家庭環境で育っている子も多く、社会性やコミュニケーション能力が低かったりなど、大人の基準で接してしまえば、子どもたちは現実から逃げてしまう。
逃げるとは、再び楽な道に進み、努力することなく犯罪などでお金を稼いでしまう事。
企業が少年たちを受け入れてあげる環境が必要。

一方で、20歳になれば保護観察の制度が終わり、保護司さんや行政の方との関りが終わりになってしまう。
運よく温かい大人と出会えれば、制度が終わってからもその後の付き合いが続く場合はあるが、保護観察が終了とともに、大人との関りが終わってしまう少年が多い。
実際に渋谷も少年時代に制度終了後、当時関わって頂いた大人とは会っていないし連絡もない。

結論として、20歳という年齢を基準に自立することは難しい。
そして、家族間だけで問題を解決することは難しいケースが多い。
自立には時間がかかる為、長期的に寄り添う事が子どもたちには必要と伝えさせて頂きました。

制度の狭間で苦しんでいる少年たちの声を聞き、一人でも多くの少年が笑顔に生活がしていけるように、様々な機関と連携を取りながら進めていけたらなと想います。

写真は会議を行った豊田市役所です。

保護司
https://www.moj.go.jp/hogo1/kouseihogoshinkou/hogo_hogo04-02.html

協力雇用主
https://www.moj.go.jp/content/000125851.pdf

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