ユニバーサル志縁センター「休眠預金基金事業」
そして、子ども達を守り、笑顔溢れる社会を目指して、政策提言に向けての基盤を作っていきます。
『少年たちの背景を知り、声を聞く勉強会』
今週の日曜日に開催です。
今回の勉強会は名古屋市中央児童相談所 相談課長 忠平 守様にご登壇をして頂き、
児童相談所の現場から見える、子ども達の現状や課題をお話して頂きます。
そして、第二部では渋谷が関わる少年が3人スピーチをしてくれます。
虐待にあった過去、親に見放された過去、施設で育った苦悩、非行に走ったきっかけ、立ち直ったきっかけなどを、勇気を出して話してくれます。
『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』という言葉が、ドラマの名言でありますが、
現場の声、少年の声を知らずに、子ども達と寄り添う事はできません。
Zoomでも参加できますので、是非、現場の生の声を知って頂き、皆様と共に温かい社会を創っていけたらなと想います。
当日、少年は皆緊張していますので、温かく見守って頂けますと幸いです。
渋谷幸靖
多くの方にお集まりを頂き、10月も勉強会を開催いたしました。
少年院に勤務されている先生方の現場のリアルなお話は深い学びの時間となりました。
次回は12月11日の開催になります。
『過去を価値に変えた青年~新聞~』
先日、約80名の方が参加してくださり、陽和の勉強会を開催させて頂きました。
涙を堪えながら、勇気を出し、保護者様がスピーチをして頂いたり、青年が非行に走っていた当時の心境を生々しくスピーチをしてくれました。
リアルな声は、どのような本を読むよりも、深い学びとなり、支援で最も必要としている「当事者の気持ち」を知る事ができました。
そして、翌日、勉強会の様子が中日新聞に掲載して頂きました。
新聞を手に取ると、青年がメインで掲載されているのが目に入り、すぐに青年に電話をしました。
新聞に掲載されている事を伝えると、「すぐにコンビニに買いに行きます!」と返事をしてくれました。
10分も経たないうちに、青年から電話があり、「今、見てます!」と興奮した声を聞かせてくれました。
その後青年は、ご両親に新聞記事の写真を送ったと報告してくれました。
数年前は、悪いことをして新聞に載った少年も、青年になった今では、マイクを握り人前で話ができる青年へと成長しました。
今は陽和のスタッフを目指して、色々なお手伝いをしてくれています。
是非、勇気を持ってお話をしてくださった保護者様・青年の「本音」を皆様にも知って頂けたらなと思います。
次回の勉強会は10月23日(日)を予定しています。
皆様と一緒に社会課題や子ども達の未来を考えていきたいと思っています。
陽和では、会員様になって頂くと、過去の勉強会をYouTubeでいつでも、何度でもご視聴して頂けます。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
子ども達の未来の為、全力で活動に邁進していきます。
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親や支援者としてのあり方を考える会
~保護者会~ 開催のお知らせ
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NPO法人陽和は少年院の中でも保護者会を開催している東海地区では唯一の民間団体です。
2ヶ月に1度、子どもたちが笑顔で生きる社会の実現に向けて、様々な勉強会を開催しています。
8月のテーマは、親や支援者としてのあり方を考える会です。
非行・発達障がいなど、困難を乗り越えた経験を持つ保護者様や、当事者だった少年にご登壇して頂きます。
保護者様からは、乗り越える時の苦悩や、今だから分かること、少年からは親や大人に感じる事をスピーチして頂きます。
「なぜ非行に走ったのか?」
家庭環境が影響していることはとても多いです。
少年の生の声を聞き、大人のあり方を考えていきたいです。
その後は、陽和スタッフによる事例を基に、親や支援者としてのあり方を、皆様と一緒に考えていきます。
まとめとして、理事長の渋谷が子ども達との関わりから見えてくる子ども達の声を代弁させて頂きます。
オンライン視聴(zoom)も受け付けております。
陽和でしか学べない希少な時間になりますので、是非この機会にご参加下さい。
参加費無料です。
日程 ◇ 2022 年 8 月 28 日 ( 日 )
場所 ◇ ウィルあいち 2階 特別会議室
愛知県名古屋市東区上竪杉町1番地
受付 ◇ 13時40分 開場
14時00分 開会
16時00分 閉会
◇◇申し込みフォーム◇◇
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSefws43LdCbLabOXHyk_AMs0IyGts_s_A99nz2wbCm4EMoZeQ/viewform?usp=sf_link
ご不明な点等ございましたら、
✉npo.hiyori8@gmail.com
☎052-893-9899までご連絡ください。
申し込みフォームが分からない方は、電話/メールにて承ります。
陽和の活動動画はこちら
https://youtu.be/TaMTy_1A79E
中日新聞 6月16日 17日掲載
NHKニュース「1周年記念シンポジウム」放送
『少年法の改正 ~取材~』
4月1日から少年法が変わり「特定少年」という少年たちが誕生します。
特定少年とは、重たい罪を犯した場合、18歳・19歳の少年が実名で報道をされて大人と同じ刑罰を受ける少年の事をいいます。
例を挙げると、新聞やニュースで「少年」と記載されていたのが、「渋谷幸靖」というように実名が報道されてしまいます。
これは何を意味するかというと、一度Googleで「渋谷幸靖」と検索してみてください。
検索をすると、僕の講演会の事や新聞に掲載された情報、団体の情報などたくさんの記事が出てきます。
仮に、これが事件を起こした記事が出てきたら、皆さまだったらいかがでしょうか?
経営者の方や人事を担当している方でしたら、おそらく多くの方が採用を見送る事になると思います。
また、名前が出れば「〇〇の息子さんだよね?」とその家族にも影響をして、職種によっては仕事を辞めないといけなくなったりする場合も出てきます。
そして、一番の問題は、やり直すチャンスが狭まってしまうという事です。
再び犯罪をしてしまう人の半数は無職の状態です。
つまりは就職ができないと、再び犯罪を犯してしまうという事です。
今の現状で再犯率は一向に減っていない状況ですが、さらにやり直すことが難しい社会が出来上がってしまいます。
その他にも、大人と同じ罰を受けるという事は、少年院の教育を受ける機会を逃してしまう事にもなります。
少年院と刑務所の大きな違いは、「教育」と「罰」です。
未熟な少年たちに教育を与えるのか、罰を与えるのか。
勉強が苦手な子どもがいたら、皆さまでしたらどうしますか?
命令口調で怒鳴りつけますか?押し入れに閉じ込めて罰を与えますか?
未熟だからこそ、その問題を解けるように教えてあげる事が大切ではないでしょうか。
つまりは罰ではなく教育です。
厳罰化に賛成をしている方が多いというデータがありますが、もっと少年たちの事を知ってほしいなと感じます。
少年院に入る子は、「悪い」とか「怖い」というイメージが多いと思いますが、それは違います。
当たり前と呼ばれている「普通の生活」ができなかった子たちなんです。
法律的には加害者です。
しかし、その裏には被害者の一面を持っています。
今回の少年法改正には様々な意見がありますが、僕は少年たちの深い部分を誰よりも知っているだけに「反対」です。
そんな想いをメディアのインタビューで答えさせて頂いています。
「メ~テレ(名古屋テレビ)」「CBCテレビ」「日本テレビ」の報道番組で放送されます。
法律を変える事はできないですが、大人の意識は変える事ができます。
一人でも多くの大人が、少年たちの人生の再出発を応援してあげれる社会を創っていけたらなと想います。
しっかりと反省の念を抱き、いつか誰かの為に何かができる青年へと導いていきたいです。
写真は、中日新聞の取材の風景です。